先日、MFJ関係者と話をする機会がありました。
いろんな話をする中で、全日本ロードレース選手権の今後について、ちょっと聞いてみました。
MFJからは、こうしたインフォメーションが公式に出されています。
そして8月23日には全日本モトクロス選手権シリーズ2021第5戦近畿大会 開催延期のお知らせが出され、
8月26日には全⽇本スーパーモト選⼿権シリーズ第6戦(中日本エリア選手権第1戦併催)開催延期のお知らせが出されるなど、
8月27日には全日本トライアル選手権シリーズ第6戦近畿大会の中止がアナウンスされました。
ロードレースに関して言うと、9月3日・4日に岡山県・岡山国際サーキットで全日本ロードレース選手権第6戦の開催が予定されています。
残念ながら岡山県も8月27日に緊急事態宣言が出され、この処置は9月12日までとされています。
他の競技が続々と延期、中止される中、ロードレースは?と心配になるのは当然のことですよね。
先週、岡山国際サーキットの関係者と電話で話す機会もあったのですが、現状としては開催方向とのことでした。
ではなぜ、他の競技が延期、中止される中、ロードレースは開催方向で動くことができているのか?
この件に関してMFJ関係者に聞いたところ、そもそも他競技に関しては常設コースであることが少ない、ということが大きなポイントとのことでした。
どういうことかというと、例えば全日本ロードレース第6戦が開催される岡山国際サーキットでは普段からスポーツ走行、二輪・四輪の様々なイベントを開催しており、地元病院との連携が日常的にあり、お互いの状況をよく理解できているということが一つ。
そしてもう一つは、サーキットには医務室があり、レースイベント開催時には現場での医療体制が整えてあることから、そこでの対応も状況によってはできる、ということが二つ目の理由、とのことでした。
もちろん、他にも様々な要因があり、こうした流れになっているのは間違いありませんが、やはり医療機関への影響は大きなものがありますよね。納得できる説明でした。
だからといって手放しで開催を喜べる状況ではなく、サーキットからもこうした案内が出されています。
http://okayama-international-circuit.jp/special/sb-2021/
昨年、そして今年と、レース数は少なくなったりしながらも全日本ロードレース選手権はなんとか開催することができています。
まだまだ予断を許さない新型コロナウイルス感染症ですが、引き続き細心の注意を払いながらレース取材をしていきたいと思います。
皆さんもくれぐれもマスク着用、手洗いの励行、三密を避け、この状況を乗り越えましょう。