鈴鹿8耐 決勝への本気度

朝のウォームアップ走行が終了。予選5番手のBMWファクトリーが白煙を上げたり、2連覇中のゼッケン11のTSR清成が転倒したりと、波乱の決勝日朝となっている。

そんな中、決勝を見据えてレースで使用する予定の7本の新品タイヤの皮むきを、東コースを使って行ったのがMuSASHi RTハルク・プロだ。

ブリヂストンのエンジニアによると、やはり走り出しの多少のゴムの動きだし、膨張の度合いなどは一度熱を入れた方がスムーズで、理想を言えば西コースまで使った高速走行をしたいところということだが、それでも製造誤差によるトラブルも一度走行することで確認できる。

ライダーとしては、実際に出したタイム、いわゆる持ちタイムがメンタル面での安心感につながることから少しでも早く全開走行を行いたいところだが、チームはウォームアップ走行開始直後から東コースを回ってピットイン、というルーティンワークを敢行。タイヤの皮むきと同時に、ピットワーク作業も綿密に確認。特に今回、このチームで8耐を戦うのが初となるハスラム、マイケルの二人とチームのリズムなど、細部までチェックを行っていた。
決勝へ向けた本気度がうかがえる、朝のウォームアップ走行となった。

トップタイムはTSRの2分7秒767、2番手ヨシムラで2分8秒671、3番手BMWファクトリーで2分8秒996、4番手にMuSAHi RTハルク・プロで2分9秒234。BMWはタイムを出した直後、白煙を吐いてマシンをストップさせた。

ピットインを繰り返したMuSAHi RTハルク・プロ

ピットインを繰り返したMuSAHi RTハルク・プロ

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