朝9時から1時間行われたフリー走行の、ヨシムラSUZUKI Racing Team最後のライダーを務めたジョシュ・ウォーターズ。彼は今まで、耐久レースを経験したことがない。そのため青木宣篤が先生役となり、8耐の動画をジョシュに見せ、さらにチームはピットインに関する流れを書面にして渡し、どういう作業をしなければならないかレクチャーしたという。
また事前テストでも徹底してインラップ、アウトラップ、ピットロードでの速度リミッタースイッチを入れる場所、解除する場所、ガソリン補給とタイヤ交換の際のサポートやライダーがいるべき場所など、細かいシミュレーションを繰り返してきている。
このセッション最後でも、ピットインしてきてすぐガソリン給油を行い、後ろで控える加藤監督の横に動くと作業が終わるのを待ち、再びマシンに乗り込むというシミュレーションを行った。慎重な作業を積み重ねる印象の、ゼッケン12ヨシムラSUZUKI Racing Teamだ。