レースを前に、浪花の天才の心境

気になるのでどうしても足が向いてしまう辻村猛とテルル&イー・モバイル★KoharaRTのピット。朝のウォームアップ走行後に訪ねてみると、お子さん二人と一緒に登場。ということで親子の写真を撮らせてもらった(webにアップしてもいいと本人の許可を得たので掲載します)。
久々のレースを前に話を聞くと
「まだレースモードに気持ちが切り替わらない。ここまでは自分のペースで走ってくることができたけど、ここから先は危険なレースという領域に入っていく。その状態にまだ入れないからちょっと戸惑っている」
とのこと。どんなマシンでも、どんなレースでも苦もなくこなしてきていた印象だけに意外な言葉だったが、そう聞くと
「マシン的には2分9秒とか8秒とか出るレベルのもの。でも自分はまだ2分11秒台だから、マシンのレベルに達していない。以前なら、安心して自分のマシンとして攻め込むことができていたけど、まだその状態に達していないから、行けるのか行けないのか、探っている。結果としてレースモードになりにくい」
と説明してくれた。
「彼ほどのライダーでもレースモードに切り替えるのは難しいんですね」
と小原氏に聞くと
「マシンと辻村のフィッティングがまだまだの状態だから、それは行けるって言えないでしょう」
という言葉が返ってきた。
「8耐までにはしっかり感覚を取り戻したい」
という辻村。焦らず着実に、本来の走りを取り戻してもらいたいところだ。

レースはこの後、12時25分からスタート進行が始まり、レーススタートは12時40分が予定されている。周回数は15ラップ。

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