ロードレースを40年取材して、この先もずっと二輪レースだけだと思っていたけど、仕事で四輪のレースも行くことになったのです。四輪レース界のことはなにも知らないので、まずはメディアパスの取り方から調べることになりました。まさか60をすぎて、そんな初歩的なことを調べることになるとは、夢にも思わなかったですよ(苦笑)。
でも、大勢のお客さんが見に来るということは知っていたので、どういうところが人気の秘密なのか、それはぜひ知りたいと思いました。
そうして、最初の取材が3月15日・16日の岡山国際サーキットでの第1回事前テスト。
移動日の金曜は天気も良く、20度越えの暖かさ。
メディアルームの雰囲気を感じつつ受付を済ませ、席も確保。
今年お世話になるチームの、オフィシャルカメラマンに挨拶もできました。
ピットに向かい、チームにもご挨拶し、ピットロードで今度は全体の雰囲気を感じようとしました。
目の前を手押しで通過するSUPER GTの車両。
機能を追求した結果のエアロパーツが全身に装着され、正に本物のレースカー。
単純に「カッコいい」って思いました。
街中ではとても見られない『市販車改造レーシングマシン』が次々と、目の前を通っていく。
「クルマ好きなら、これはサーキットに見に行きたくなるな」
って感じました。
そうして次の富士スピードウェイでのテストも取材し、開幕戦の岡山大会も取材に行きました。
SUPER GTは土日の二日間での開催。
土曜日は午前中に95分間のフリー走行があり、午後はGT300が2組、GT500と別れて10分間のQ1、Q2の計時予選が行われます。
10分間の予選ということは、ほぼ1周のタイムアタックのみ。
バイクの全日本ロードレースのように、30分や40分、グルグル回っているような予選ではなく、短期集中で行われます。このあたりのメリハリの付け方は、お客さんの心理を良く研究していると感じました。
レースは早朝から降りだした雨によるウエットでスタート。途中で雨は止み、乾いていくという微妙なコンディションの中、接触あり、コースアウトありの波乱の展開で、こちらも目が離せない内容でした。
サーキットへレースを見に行かないと、普段の生活の中では触れられない市販車改造レーシングマシンのカッコ良さ。
予選日の短期集中演出。
決勝の、ハラハラドキドキな展開。
なるほど人気が出るわけだと感じました。
全日本ロードレースも、例えばJSB1000クラスは、外装改造OKにして、各チーム、コンストラクターが空力を追求したデザインのモノにしたりすると、レースを見に行かないと触れることのできないマシンになると思います。
きっと、カッコいいマシンが出てくるのではないかなぁ。
予選だって、『短期集中』『メリハリ』というキーワードで、システムを考えても良いのではないでしょうか。
ノックアウト方式も、一時期はやっていましたが、最近は見ないですよね。
やはり、観客動員数を増やすには、ライト層の取り込みは必須です。
説明しないと、その奥深さが分からないというのはマニアックすぎ。
それを痛切に感じた、SUPER GT開幕戦までの四輪取材でした。
