鈴鹿8耐 予選終了

 レース前、3週にわたって事前テストが行われたが、レースウイークに入り、40度近くまで気温が上昇。これにより、各チームともにマシン面での対処を施さなければならなくなった。気温がそれだけ高いと、路面温度は65度にもなっている。
 今日は、昨日行われた計時予選の上位20チームによるスーパーポールとなった。これは全部で3回の走行時間が設けられており、最初のQ1は14分間のセッションで上位17チームが次に進むことができる。7分間のインターバルの後に展開されるQ2は12分間で上位8チームを選出。7分のインターバル後、最終セッションが8台によって展開される。時間はわずか110分。上位チームはQ1、Q2ともにコース上が空くタイミングを見て走り出し、1周のタイムアタックをしてピットに戻るという作戦を遂行。Q3で複数周回をすることとなった。
 この結果、ポールポジションはヨシムラスズキwithENEOSの酒井大作。2番手にTSR Hondaの秋吉耕佑、3番手Keihin Kohara Racing Teamの伊藤真一となった。
 このレースウイーク中、印象的だったのはジョナサン・レイの走りだ。先週、ドライでわずか30分しか走行できず、このレースウイーク入りしたのだが、トータルでわずか1時間ほどの走行の結果、2分8秒053までタイムを詰めてみせたのだ。ワールドスーパーバイクではピレリタイヤ、今回はブリヂストンタイヤを履き、マシン面で戸惑いがあっても不思議ではないが、短時間でマシンに高い順応性を見せたのだ。これは海外のレースを戦っている加賀山就臣、玉田誠も同様で、十分なテストをこなすことができていないながら、レースウイークに速いラップタイムを刻んで見せている。
 高い路面μに、ハイグリップタイヤ。全日本ではこのような環境でレースが行われているため、マシンへの順応という点では、非常に幅が狭くなっている。国内ライダーの刺激という意味でも、海外で活躍するライダーが日本のレースで走るチャンスを作るのは、非常に意義のあることだと感じたこのレースウイークだ。
 明日は夕立の予報が出ている。天候によってレースが荒れず、安定したコンディションでハイレベルな展開を期待したい。トップチームのマシンの仕上がりは非常にレベルの高いもので、明日は緊迫した展開になってくるはず。特にスタートしてから最初の10周が、一つのサバイバルとなる。そこから先は週遅れが出てくるので、トップグループから離されてしまうと、非常に厳しい状況となってしまう。しかしスタートして直後は、マシンのバランス的にペースを上げにくい。なぜならば、8時間にわたって走り続けるこの耐久レースでは、サスペンションの熱ダレを避けるため、暖まるまでは非常に硬い状態になっているのだ。さらにガソリンは24リッター満タン。ペースを上げるのは辛いのだが、ここで離されると、その後、非常にリスキーな走り要求されてしまう。
 このあたりの背景も踏まえたうえで、序盤のハイスピードバトルを見ると、より興味深いはずだ。

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