私のメルマガでこのことはよく書いているので読者の方はよくご存知だと思うが、
ここではあまり書いたことがないので『エリート』の真の意味について考えてみようと思う。
日本では『エリート』と聞くと、特別な人種で、いろんな意味で特権階級であるように思われがちだ。
そんな『エリート』を育成するのは、一部の特権階級の人間を増やすだけで、社会的に意味のあることではないし、ましては自分には関係のないこと。
そんなエゴイスティックなことと思われがちだ。
しかし、ヨーロッパやアメリカなどではエリートに対する考え方がまったく違う。
エリートはもちろん、特別な能力を持った人間のことを言う。でも、その特別な能力は、一般社会に役立てるべきと認識されているのだ。
エリート教育とは、優れた能力をさらに高レベルに引き上げ、その特種な能力を社会に役立てる義務を持つ人間を育てること。つまり、エリート教育とは、この社会をより良いものにしようとする考えに基づくもの。すべての人々にとって、とても意義のあることなのだ。
そして『エリート』は、その特別な能力を社会に役立てなければならないという義務を持つ。
だから欧米では、積極的にエリート教育を行っているのだ。